葬儀費用 八王子市の相場と実例｜公営斎場の選び方と葬祭費の申請

突然のご逝去で費用の全体像が見えず戸惑う方は少なくありません。本稿は、葬儀費用 八王子市の相場を軸に、全国平均の捉え方、市内での当てはめ、形式別の目安、斎場/火葬場の選択、見落としやすい追加費用、公的給付の申請までを一括で確認できます。八王子市斎場の一級葬祭ディレクターが、無理のないご準備に役立つ要点をお伝えします。

葬儀費用の全体像と全国平均の読み方

まずは物差しを整えると、落ち着いて検討できます。葬儀費用は「葬式一式」「飲食接待」「返礼品」の合計が基本です。

葬式一式とは、式場や祭壇、棺、搬送などの基本一揃いです。寺院費用（お布施/読経・戒名などへの謝礼）は、統計で含まれたり含まれなかったりします。数字を見るときは扱いをそろえることが大切です。

• 総額は人数で動きます。飲食と返礼は「人数×単価」が実費連動です。
• 「基本＝全部込み」ではありません。含む/別を確認します。
• 安置（お亡くなりになった方を火葬の日まで安静にさせること）日数で費用は増減します。
• 香典は収入です。費用の統計から差し引かれません。

指標	目安
葬儀費用の全国平均（総額）	1,107,000円
内訳：葬式一式の平均	678,000円
内訳：飲食接待の平均	201,000円
内訳：返礼品の平均	228,000円
八王子市の葬祭費（国保/後期）	50,000円（申請により支給）

八王子市での当てはめ方と初期の目安

平均値はそのままご自身の費用ではありません。八王子市の事情に合わせて、順序だてて考えると安心です。

まず形式の幅を持って試算します。直葬は約10万〜20万円、一日葬は約17万〜46万円、家族葬は約20万〜40万円前後、二日葬は約35万〜56万円程度が目安です。人数で動く飲食と返礼は「実費精算」にして、当日の増減に対応できる形にします。

公的給付は差し引いて考えます。八王子市の葬祭費は5万円です。実質負担の見通しがつきやすくなります。見積書は「葬儀費用・斎場費用（式場利用料・火葬料）など」を明確に分けて受け取り、可能であれば2〜3社で比較しましょう。

形式別の費用目安と実例の考え方

費用は形式と人数で大きく変わります。八王子市でよく選ばれる目安を整理します。寺院費用（お布施）は別途で幅があります。

形式	八王子市の目安
直葬（火葬のみ）	約10万〜20万円
一日葬（告別式のみ）	約17万〜46万円
家族葬（小規模）	約20万〜40万円前後
二日葬（通夜・告別式）	約35万〜56万円程度

直葬は、ご家族だけで静かに見送りたいときに向きます。安置日数が延びると、保冷やお身体の保全の費用が増えます。家族葬は10名前後なら下限に近づき、20〜30名になると飲食と返礼が増え、総額は上がりやすくなります。

一日葬は通夜の飲食が抑えられます。二日葬は進行にゆとりがあり、お別れの時間を確保しやすい一方、基本費と実費が積み上がります。八王子市斎場は火葬場が同一敷地にあり、移動の負担が少ない点が安心につながります。ご不明点がありましたら、人数や形式が未定でも対応いたします。お問い合わせは八王子市斎場まで。

斎場・火葬場の選び方と費用の影響

斎場の選択は、費用と当日の動きやすさに直結します。早めに方針を整えると落ち着いて進められます。

公営は利用料が分かりやすく、火葬場の併設がある施設は移動費と時間の負担が抑えやすい特徴があります。八王子市斎場は、通夜から火葬までを一か所で行えます。最寄り駅から徒歩圏で、駐車場も備えています。民営や寺院の式場は、設備や空間づくりが充実している点が選ばれます。

予約は葬儀社経由が一般的です。冬の時期は日程が取りづらいことがあります。お亡くなりになってから火葬までの目安は3〜5日ほどですが、時期により長くなることもあります。安置の方法と日数を、早めに担当者と共有しましょう。導線が短い会場を選ぶことはご負担と費用の抑制につながります。

見落としやすい追加費用と安置・搬送の注意

合計額だけでは見通しが立ちません。追加になりやすい所を先に確認すると、不意の増額を防げます。

• 安置日数とお身体の保冷（ドライアイス）の回数・単価
• 搬送の距離と時間帯の加算（深夜・早朝など）
• 収骨容器の種類と数量の確認
• 火葬場の待合室の利用時間と人数の上限
• 飲食と返礼の当日調整と返品の扱い
• 取り消しと支払い方法、領収書の発行

安置は多くの場合有料です。日数が延びると費用も増えます。搬送は出発地や時間帯で金額が変わります。返礼品は未使用分の扱いに注意が必要です。領収書と明細は必ず保管してください。

費用を抑える方法と公的補助の使い方

いくつかの工夫で、無理のないご負担に整えられます。公的補助も味方につけましょう。

• 公営の斎場を優先し、移動が少ない導線にする
• 会食は軽めや茶菓にして、当日追加に備える
• 返礼品は即日渡しと後送りを併用し、過不足を減らす
• 安置日数を最短に整える
• 見積書の「含む/別」を書面で明確にする

葬祭費は、国民健康保険と後期高齢者医療で各5万円が申請により支給されます。社会保険の方は健康保険から埋葬料等が支給される場合があります。重ねて受け取ることはできません。申請には、本人確認書類、葬儀を行ったことが分かる書類、振込先の口座情報が必要です。申請期限は原則2年です。

制度	支給額	申請期限	主な必要書類
葬祭費（国民健康保険）	5万円	葬祭の翌日から2年	本人確認書類、葬儀の証明、口座情報
葬祭費（後期高齢者医療）	5万円	葬祭の翌日から2年	本人確認書類、葬儀の証明、口座情報
埋葬料/埋葬費（健康保険）	原則5万円	各保険者の定め	保険証、葬儀の証明、口座情報

八王子市斎場では、内訳を言葉で確認できる見積もりづくりを心がけています。費用の見える化で不安を減らせます。ご相談は八王子市斎場へどうぞ。

よくある質問

葬儀費用には何が含まれる？

葬式一式（式場・祭壇・棺・搬送等）に加え、飲食接待・返礼品が主要項目です。寺院費用は別扱いのことが多いため、見積もりで確認してください。

葬祭費の申請方法は？

国保や後期高齢者医療の葬祭費は、本人確認書類・葬儀の証明・口座情報を添えて保険者または市区町村へ申請します。期限は原則2年です。

斎場はいつ予約すべき？

可能なら事前に方針を決めておくと安心ですが、実際はお亡くなりになってから3〜5日で火葬が多く、葬儀社経由で早めに空き確認をしてください。

八王子市斎場での事例

病院での家族葬（八王子市斎場）

八王子市内の総合病院でお亡くなりになった80代の男性をお見送りした家族葬の事例です。生前は趣味仲間との交流を大切にされていたため、親族のみで静かに送る方針に。搬送後、八王子市斎場にて一晩安置し、翌日に小規模の告別式を行い、そのまま同一敷地内で火葬を執り行いました。会食は控えめにし、公的な葬祭費申請で負担を抑えた点もご家族に好評でした。ご家族は僧侶の読経は短めにして、祭壇は生花中心の小さなものを選び、会葬者は親族で十名ほどにとどめました。式場利用や火葬が同一敷地で完結したため移動負担が少なく、費用も抑えられたことが安心につながりました。

介護施設で行った一日葬（八王子市斎場）

八王子市内の介護老人保健施設で穏やかに亡くなられた90代女性の一日葬です。故人は地域で料理教室を開くなど人付き合いが広く、家族は少人数での見送りを希望。施設から直接八王子市斎場へ搬送し、当日は告別式のみを執り行って同敷地内で火葬。会葬者は親しい友人と近親者合わせて15名ほど、会食は控えてお茶会程度に留め、安置日数を短くして追加費用を抑えました。ご家族は事前に葬儀社と打ち合わせを重ね、宗教者の手配は短時間の読経に留め、返礼品は後日発送にして当日の負担を軽減しました。斎場の利便性で移動負担が少なく、故人の希望に沿った温かな見送りができました。

まとめ

八王子市の葬儀費用は、葬式一式・飲食接待・返礼品の合計が基本です。形式や人数、安置日数で変動します。公的給付（葬祭費5万円）や公営斎場の利用で負担を抑え、見積りは内訳の明確化と複数社比較を徹底しましょう。安置日数や搬送費、寺院費用は別途発生するため、ドライアイス回数や深夜搬送等の追加費用も確認してください。領収書と明細は保管し、疑問があれば早めに斎場や葬儀社へ相談しましょう。